クレイン・トータス新聞
トータス新聞1面記事
縁の下の力持ち
2021-12-01
げんき館には、2名の生活相談員が在籍しています。ただ、相談員という存在を知っていても、具体的にどのようなことをしているか分からない方も多いと思います。そこで、まずは相談員が普段どんな仕事をしているのか紹介させていただきたいと思います。
相談員の大きな役割の一つが、ご利用者がスムーズにサービスを利用できるように努めることです。例えば、ご利用を希望されている方がいれば、げんき館がその方に合った施設なのかを判断します。げんき館は自立・自己選択の実現のためのサービスを提供している施設です。そのため、ご利用は(補装具を使って)歩行ができること、身の回りのことができることが前提となりますが、例えば洗体時に背中に手が届かないときなどには「支援」という形で一部介助を行っております。もちろん書面の情報だけでは分からないことも多いので、実際に施設を見学していただきご説明した上でご利用いただいています。
げんき館を知らない方へ説明するにあたり、まずはげんき館の特色についてお話します、特色の第一としては、同性介助を行っていることを上げます。施設の中には異性介助を行うところが少なくないと思いますが、げんき館では入浴の際はもちろん、トイレの緊急ボタンが鳴ったときにも同性の職員が駆け付けます。異性介助に比べて羞恥心や遠慮といったことが少なくなり、ご利用者にとってもストレスの軽減に繋がるのではないかと思います。
その他に、げんき館での様子をご家族やケアマネジャーへ伝え、そしてまたご本人やご家族の要望をお聞きする窓口になっております。また、ケアマネジャーの作成したケアプランに基づき介護計画書を作成し、介護職員がご利用者それぞれに合ったサービスを提供できるように橋渡しをしています。一言で言えば、相談員とはご利用中の様々な相談事を解決するために臨機応変に対応する、言わば「縁の下の力持ち」的な存在です。
事務仕事ばかりをしているように感じると思いますが、やはり介護職員に比べると、ご利用者へ接する機会はどうしても少なくなってしまいます。そのため、行事など、触れ合う機会には積極的に参加しようと思っています。例えばハロウィンでは、ご利用者に楽しんでいただこうと、「ウォーリーを探せ」のウォーリーと彼女のウェンダになりきりました。これからも、ご利用者に笑顔になっていただけるよう工夫していきたいと思います。まずはクリスマスをお楽しみに!
簡単に相談員の役割についてご紹介してきましたが、ここからは職員から相談員への質問に答えていきたいと思います!
Q 仕事をしていて嬉しかったことは?
吉田:「出会い」と「ありがとう」の言葉をもらうとき
原地:ご利用者からラブレターをいただいたとき(笑)
Q 仕事をしていて辛かったことは?
吉田:別れ
原地:ご利用者の状態が悪化して、げんき館の利用ができなくなったときの別れですね。
Q 座右の銘は?
吉田:子供叱るな来た道じゃ。老人笑うな行く道じゃ。あの道この道、今の道
原地:人間万事塞翁が馬
Q 人生観について語ってください。
吉田:お互い様
原地「smile brings smile」(笑顔が笑顔をもたらす)
Q この仕事をしていなかったら何の仕事をしてみたいですか?
吉田:亀田製菓でお煎餅に囲まれたい
原地:牧場で馬にかかわる仕事
Q 今後の介護・福祉業界はどうなっていくと思いますか?
人口ピラミッドを見てわかるように、少子高齢化が進み、マンパワーの限界故、介護ロボットやAIなどが更に活用されていくでしょう。ただ、ロボットやAIにも限界があります。無機質なものだけに、心と心の通じ合いが薄れ、ご利用者が混乱してしまう可能性があり、一概にロボットが良いとは言えないのではないでしょうか。心の温かさこそが福祉であると思っております。
* * *
最後になりますが、ご利用者の皆様、これからもぜひ相談室へお気軽にお立ち寄りください。ちょっとしたおしゃべりだけでも構いませんし、げんき館についての相談事でしたら一緒に解決策を考えていきますので、遠慮なく声をかけてくださいね。一人ひとりに合った方法をご提案させていただきます。皆様のために二人三脚で頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今後もげんき館を楽しみにしてくださっている皆様と笑顔でお会いできるのを楽しみにしております。それではよいお年をお迎えくださいませ。
相談員の大きな役割の一つが、ご利用者がスムーズにサービスを利用できるように努めることです。例えば、ご利用を希望されている方がいれば、げんき館がその方に合った施設なのかを判断します。げんき館は自立・自己選択の実現のためのサービスを提供している施設です。そのため、ご利用は(補装具を使って)歩行ができること、身の回りのことができることが前提となりますが、例えば洗体時に背中に手が届かないときなどには「支援」という形で一部介助を行っております。もちろん書面の情報だけでは分からないことも多いので、実際に施設を見学していただきご説明した上でご利用いただいています。
げんき館を知らない方へ説明するにあたり、まずはげんき館の特色についてお話します、特色の第一としては、同性介助を行っていることを上げます。施設の中には異性介助を行うところが少なくないと思いますが、げんき館では入浴の際はもちろん、トイレの緊急ボタンが鳴ったときにも同性の職員が駆け付けます。異性介助に比べて羞恥心や遠慮といったことが少なくなり、ご利用者にとってもストレスの軽減に繋がるのではないかと思います。
その他に、げんき館での様子をご家族やケアマネジャーへ伝え、そしてまたご本人やご家族の要望をお聞きする窓口になっております。また、ケアマネジャーの作成したケアプランに基づき介護計画書を作成し、介護職員がご利用者それぞれに合ったサービスを提供できるように橋渡しをしています。一言で言えば、相談員とはご利用中の様々な相談事を解決するために臨機応変に対応する、言わば「縁の下の力持ち」的な存在です。
事務仕事ばかりをしているように感じると思いますが、やはり介護職員に比べると、ご利用者へ接する機会はどうしても少なくなってしまいます。そのため、行事など、触れ合う機会には積極的に参加しようと思っています。例えばハロウィンでは、ご利用者に楽しんでいただこうと、「ウォーリーを探せ」のウォーリーと彼女のウェンダになりきりました。これからも、ご利用者に笑顔になっていただけるよう工夫していきたいと思います。まずはクリスマスをお楽しみに!
簡単に相談員の役割についてご紹介してきましたが、ここからは職員から相談員への質問に答えていきたいと思います!
Q 仕事をしていて嬉しかったことは?
吉田:「出会い」と「ありがとう」の言葉をもらうとき
原地:ご利用者からラブレターをいただいたとき(笑)
Q 仕事をしていて辛かったことは?
吉田:別れ
原地:ご利用者の状態が悪化して、げんき館の利用ができなくなったときの別れですね。
Q 座右の銘は?
吉田:子供叱るな来た道じゃ。老人笑うな行く道じゃ。あの道この道、今の道
原地:人間万事塞翁が馬
Q 人生観について語ってください。
吉田:お互い様
原地「smile brings smile」(笑顔が笑顔をもたらす)
Q この仕事をしていなかったら何の仕事をしてみたいですか?
吉田:亀田製菓でお煎餅に囲まれたい
原地:牧場で馬にかかわる仕事
Q 今後の介護・福祉業界はどうなっていくと思いますか?
人口ピラミッドを見てわかるように、少子高齢化が進み、マンパワーの限界故、介護ロボットやAIなどが更に活用されていくでしょう。ただ、ロボットやAIにも限界があります。無機質なものだけに、心と心の通じ合いが薄れ、ご利用者が混乱してしまう可能性があり、一概にロボットが良いとは言えないのではないでしょうか。心の温かさこそが福祉であると思っております。
* * *
最後になりますが、ご利用者の皆様、これからもぜひ相談室へお気軽にお立ち寄りください。ちょっとしたおしゃべりだけでも構いませんし、げんき館についての相談事でしたら一緒に解決策を考えていきますので、遠慮なく声をかけてくださいね。一人ひとりに合った方法をご提案させていただきます。皆様のために二人三脚で頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今後もげんき館を楽しみにしてくださっている皆様と笑顔でお会いできるのを楽しみにしております。それではよいお年をお迎えくださいませ。
鶴舞温泉げんき館
生活相談員 原地 雄世
吉田 千津子