クレイン・トータス新聞
トータス新聞1面記事
暑い夏がやってきました
2023-08-01
暑い夏がやってきました。夏といえば何を思い浮かべますか? スイカ、海水浴、盆踊り、終戦記念日・・・大切な思い出があるのではないでしょうか。
今回は、ご利用者の「美味しい」が聞きたくて毎日頑張っている厨房スタッフに「夏の思い出」について、聞いてみました。
初めに小さな体で、いつも厨房内を走り回っている内藤さん。生まれは木更津。結婚をして鶴舞に嫁ぎ現在は二児のお母さんです。
「私の夏の思い出は、子どもの頃、家族でジャンボプールへ行ったこと。木更津市を代表する踊り、やっさいもっさいを踊ったこと。木更津港の花火大会へ行ったことです。特に木更津港まつりの最後を飾る花火大会は、ドーン・ドドーンと体に響く音とともに、一万発もの花火が打ち上げられ、とてもきれいだったことが忘れられず、子ども達とも行きました。今年は4年ぶりに通常開催となる花火大会なので、また子ども達と行きたいです。」
「生き甲斐はライブ、映画鑑賞、ジャニーズ!子ども3人成人済み‼」と、声を弾ませ話してくれたのは、若菜さん。「子どもの頃の私は、おてんばというよりも、やんちゃで男の子みたいでした。真っ黒に日焼けして、虫を捕ったり、木に登ったり、秘密基地を作ったり、自転車で暴走したり、女の子らしい思い出は、ほとんどありません。そんな私にとっての夏は、住み慣れた町とのお別れの季節でした。自衛官であった父の転勤のため、小・中・高すべての時代に転校しなくてはなりませんでした。成長するにつれて、新しい場所になじむのは難しく、辛いことも多かったけど、今となっては必要な試練だったのかな、と思います。いつか、自分の歴史をたどって、あちこち旅行に行きたいです。」
今日も暑いね~「タイにくらべたら、じぇんじぇんあつくないよ!」日本に来て30年、厨房スタッフになり12年目のティムさんです。今回娘さんに協力していただき、お話しを伺いました。「最初に覚えた言葉は、「おはようございます。」そして好きな言葉は、「ありがとう。」好きな日本食は「素麺」で、年中食べるくらい好きです。日本の夏は約3ヶ月に対し、タイの夏は9ヶ月と長く、年中夏のような感覚です。気温も常に平均40度で暑すぎて大変です。日本と同じく大体1か月半程ある学校の夏休みには、よく畑でおばあちゃんのお手伝いをしました。日本の夏と言えばスイカですが、タイはマンゴーやドリアンです。マンゴーは日本で食べるものより、「あま~い、さわやーか。ドリアンは・・・にがてだよ」食べられません。
タイの夏祭りで有名な、水掛け祭り「ソンクラーン」へは、子どもの頃からおばあちゃんに連れられ、お兄ちゃんと行きました。アジアの三大祭りの一つで、手に水を掛けて、お清めをするという伝統的な風習から、街で通行人同士が水を掛けあって楽しむお祭りです。海外からも、たくさんの人が遊びに来ます。大好きなお祭りです!
トータスは今年7月1日で、開設17年目を迎えました。「安心と生き甲斐」の提供を目標に、厨房で唯一のオープニングスタッフであり、持ち前の明るさで早朝から頑張っている秋本さん。「夏といえば、毎年やってくる7月13日。息子が亡くなり24年になります。月命日には、お弁当にリクエストするほど大好きだったネギトロ(さすがに持たせませんでしたが)を供え、仏花は毎日欠かしたことがありません。今年の夏は、車が好きだった息子の為に、真っ赤なカウンタックのミニカーを買いました。トータスでの17年間で息子の同級生達と職場仲間として再開し、息子の話ができることが、皆がまだ覚えてくれている!と思え、私はとてもうれしいです。淋しさはありますが、恵まれた仕事仲間と共に息子のことを思い続けて行くことが今の私の生き甲斐です。
新聞を書いてくれた4人はもちろん、厨房は働くお母さん達で成りたっています。私もその1人、3歳と1歳の子育て真っ最中のワーママ(※ワーキングマザー)です。今年の6月に仕事復帰したばかりです‼私の夏の思い出は、まだ夏ではありませんがつい先日、母の故郷横須賀と祖母の故郷三浦海岸に子供達を連れて行ってきました。
海は見たことがあるけれど、直に触れたことはなかったので子供たちは初め硬直していましたが、砂を触ってみたり、海に手を入れてみたりと、とても興味津々でした。とってもいい経験ができたなと思います。これからが夏本番‼今しかできない経験をさせてあげたいなと思います。
厨房のお母さん達はいつも仕事と家事とをこなしながらパワフルに働いています‼
まだまだ暑い日が続きますが、皆さんに安全においしい食事を届けられるよう厨房職員、日々精進してまいります。
管理栄養士 木村 優