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クレイン・トータス新聞

トータス新聞1面記事

地域包括支援センター・福祉総合相談センター 体制変更2年経ちました 

2024-05-01
新聞
 今年の桜は入学式に合わせたかのように咲き誇ってくれましたが、雨が続く残念な日々も続いています。
 地域包括支援センタートータスのセンター長として2年が経ちました。そして包括トータスに、福祉総合相談センターの機能が加わって2年が経ちました。たった2年ですが、この2年は慌ただしい?充実した?なんと表現したら良いのか分からないのですが、中身の濃い2年でした。
 そして今年から新しい保健師の大関博美さんを迎え、さらに飛躍していきたいと考えております。(もちろん、私自身のセンター長としての職務もしっかりこなせるようにならなければなのですが…)そんな私たち地域包括支援センターについて、今、福祉総合相談センター担当職員として、私たちの中で一番、障がい者と関わり、日々奮闘してもらっている若林さんと、今まで一番新しいメンバーとしてコツコツと仕事をこなしてくれており、今年から地域包括支援センター職員として先輩となる鶴岡友子さんから、私たちの仕事についてや、考え等をみなさんに聞いていただければと思います。

地区福祉総合相談センターの仕事について

 地域包括支援センタートータスが地域包括支援センター業務にプラスし、福祉総合相談センター業務の委託を受けてから、2年が過ぎました。高齢者の介護や福祉などの相談支援を専門とする機関に、世代や分野を問わない福祉の総合相談の窓口としての役割も加わったという事です。
 なぜ、地区福祉総合相談センターを作る必要があったかというと、少子高齢化や人口減少、過疎化に伴い、社会が複雑化してきています。高齢者の1人暮らしや1つの家に高齢者と障害のある子ども等で暮らす家庭、介護と育児を抱えるシングルマザーやファーザー、貧困や、引きこもり等、様々な事情でいくつもの問題を抱える家庭が増えてきました。以前は、高齢者、障害者、子ども、生活困窮のそれぞれの専門機関が相談対応をしてきましたが、複雑な事情をいくつも抱える家庭が増え、制度と制度の狭間の人は支援できないという問題が出てきました。それぞれの専門機関に、相談者が自身で相談し問題を解決する必要があったので、どこに何を相談すれば良いか、困ってしまう人もいました。
 そこで、市原市は令和4年度からワンストップで対応できる総合相談窓口の設置をすることになったのです。地区福祉総合相談センターは、相談者の生活課題を把握し、問題に対応するため必要ないくつかの専門機関につなげていく伴走支援を行っています。
 市原市は、地区福祉総合相談センター業務を市内9カ所の地域包括支援センターが担い、各々に担当圏域があります。地域包括支援センタートータスは、南総西・南総東・加茂が担当です。新興住宅地や商店街、水と緑豊かな里山風景が広がる農村・山村地域です。
 2年前に制度はスタートしましたが、経験も他の機関とも繫がりがなかった為、手探りで相談に対応させてもらってきました。行政機関や医療機関、障害者相談支援事業所やサービス事業所、社会福祉協議会、成年後見人、民生委員、地域住民、民間事業者や商店等々、多くの人との繫がりや協力によって、地区福祉総合相談センターの仕事は成り立っています。今年度は3年目となりますが、未だに解決に結びつかない問題も多くあります。新しい相談も次々に入ってくると思われますが、相談者と一緒に考え、悩みながら、焦らず地道に一つ一つ対応させて頂きたいと思います。

地域包括支援センタートータス(地区福祉総合相談センター)
若林 純子

地域包括支援センタートータスに配属されて

 今年5月で、地域包括支援センタートータスへ配属され、ちょうど丸3年が経ちました。
 包括へ配属される前は、隣の鶴舞温泉げんき館で相談員として勤務していました。げんき館相談員当時、恥ずかしながら私は包括の業務内容をきちんと把握できていませんでした。デイサービスご利用者の担当をされている方が所属していること、高齢者の相談窓口であるという大まかなことぐらいで…。いざ自分が包括へ配属されてみると、思っていた以上の業務内容に衝撃を受けました。
 地域包括支援センターでの主な業務としては、総合相談、権利擁護、介護予防ケアマネジメント、包括的・継続的ケアマネジメントになります。包括では、デスクワークもありますが外に出る機会も多くあります。緊急対応も珍しくありません。配属早々、独居高齢者の安否確認のため先輩職員と訪問し救急搬送につなげたり、また翌日には自殺企図がある方の自宅を訪問したり。包括は高齢者のみではなくあらゆる世代の相談窓口になっており相談内容も様々です。果たして自分がこのような職場で勤務していけるのだろうかと、配属初日から非常に不安感いっぱいであったことを今でも覚えています。
 しかし、そんなこんなで早3年が経過しました。自分の知識と経験、対応力や応用力などあらゆる物の乏しさに落ち込む場面も多くありましたが、そんな時に経験豊富な地域包括支援センタートータスの先輩方が支えて下さり、ここまで突っ走ってくることができたのだと強く感じています。
 包括では三職種(社会福祉士・主任ケアマネジャー・保健師)が勤務しています。専門職からのアドバイスをいただくことで、自分一人では思いつかないような気づきができたり対応方法を知ることができます。大変なケースでは一人ではなく、チームとして包括で情報共有しながら対応しています。自分自身が未熟で苦労することもありますが、やりがいはとても大きい仕事であると思います。まだまだ勉強しなくてはならないことばかりですが、自分の弱みだけでなく、強みになる所も見つけながら日々業務にあたっていきたいと思っています。

地域包括支援センタートータス
鶴岡 友子


 包括トータスは現在全員女性職員で頑張っています!何かお困りごとがあれば包括トータスまでご相談ください。

地域包括支援センタートータス
センター長 木村 由起子
医療法人社団得心会
〒290-0511
千葉県市原市石川1078
TEL.0436-88-4500
FAX.0436-88-4002
・介護老人保健施設クレイン
・クレイン通所リハビリテーション
・クレイン訪問リハビリテーション
・鶴舞訪問看護ステーション
 
社会福祉法人鶴心会
〒290-0512
千葉県市原市鶴舞559-1
TEL.0436-50-6161
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